筋トレや運動で脳内ホルモンが分泌されると聞いたことがあるのだけれどホントウ⁉
筋トレを日々継続的に行っていると、メンタルに良い影響を与えてくれる様々な脳内ホルモンが分泌されるという研究結果がでているという話はよく聞きます。
具体的には、幸福物質と呼ばれるドーパミン、精神安定を司り気分を高揚させるセロトニン、意欲向上に関わるテストステロンなどです。
ドーパミン
幸福物質とも呼ばれる脳内ホルモンです。
トレーニングで汗をかいた後に気分がスッキリするのは、このドーパミンの働きです。
また、ドーパミンが多く分泌されるとモチベーションが向上し、ポジティブ思考になります。
これらの影響によってカラダを動かすことが好きになり、運動が習慣づくようになるでしょう。
セロトニン
セロトニンは、精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから幸福ホルモンとも呼ばれす。
日常生活で継続的に受けるさまざまなストレスによって、セロトニンの分泌量は低下し働きが弱まってしまいます。
トレーニングでセロトニンの分泌を促すことで、ストレスに耐えうるメンタルを保てるでしょう。
また、セロトニンはよい睡眠をつくるメラトニンというホルモンを作る材料にもなります。日中にしっかりトレーニングを行い、セロトニンを多く分泌させることで快眠に繋がります。
テストステロン
テストステロンの分泌量が少なくなると、落ち込みや性欲・意欲の低下などを引き起こす可能性も懸念されます。
そのため筋トレを行うことで、「意欲が向上する→体型が変わる→自信がつく→行動が積極的になる→さらにトレーニングに励む」という好循環を生み出すことに繋がります。
なお、テストステロンの分泌を増やすには、大筋群・高重量・複数のセット数・セット間のインターバルを短めにするなど、ハードな筋トレが効果的とされています。
筋トレがメンタルに与える良い影響はたくさん‼
続けることで自分に自信が持てて、モテるきっかけにもなる
自信は、筋トレを継続したこととその継続によって得られた成果によって生まれます。
成果とは、男性なら余計な脂肪が落ちる、顔がシャープになる、腹筋がしっかりと割れるといったことです。
女性なら、二の腕が細くなる、キュッとしたくびれになる、お尻がキレイな形になる、全体的にスッキリする、何年か前の服を着られるようになる、といったことです。
自信がつけば、これまで臆病になっていたことにも積極的にチャレンジできるようになり、その前向きな姿は異性に好意を抱いてもらうきっかけにもなります。
前向きな思考になり仕事や勉強への意欲にも変化が期待できる
筋トレにより、気持ちが安定したり、前向きな気持ちになったりするセロトニンやドーパミンなどのホルモンが分泌されます。
モチベーションが上がり、何事にもポジティブ思考になれるので、何かあっても良い解釈で受け止められるようになります。
仕事での失敗や嫌なことがあっても心が折れることなく、「まぁ、いいや」「この経験は自分を成長させた」と前向きな思考になります。
ストレスが解消できてプライベートも充実する
ちょっとしたことで落ち込んだり、不安になったり、イライラしたりしても、筋トレをすることで解消できるのであれば、休みの日も充実した日を送れるようになります。
「嫌なことがあったら、汗を流して忘れよう」という言葉があるように、筋トレでストレスを解消することができます。
ストレスを速やかに解消できるようになれば、仕事やプライベートで多少嫌なことがあっても大丈夫と思えるようになります。
幸せな気分を感じられて楽しいことが増える
幸せな気分とは旅行に行く前の日や新しいことに取り組むというようなワクワク感や、頑張った成果を褒められて嬉しいときのような気持ちのことです。
この幸せな気分を、筋トレの目標や成果と結び付けるようにしてみてください。
例えば、筋トレをした3ヶ月後、6ヶ月後に自分がどうなるのかをイメージし、そのための計画を立てて、計画通りに筋トレができたら、自分を褒めたり、人に褒めてもらったりするのも効果的です。
また、筋トレ前後に有酸素運動のウォーキングやジョギング、ランニングをすると、幸せな気分をより感じることができます。
質の良い睡眠をとることができ、痩せやすくもなる
筋トレをすると、睡眠の質を高めてくれるホルモンも分泌されます。
よく眠れるようになれば、トレーニング後に消耗した筋肉がしっかりと回復できるようになります。
反対に睡眠不足になると、不安になったり、イライラしたりしやすくなったり、うつ病のリスクが高くなったりします。
注意したいのは、筋トレ直後は心身共に興奮状態だということです。
ですので、就寝する3時間前に筋トレを終えるようにすると質の良い睡眠になります。
睡眠中は成長ホルモンが分泌されることで、体脂肪を分解したりと筋トレだけでなく、ダイエットにも効果的です。